京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2000・12月24日(SUN.)

聞き書き日記

 店を休んで一日中ゴロゴロする。年末なので部屋の片づけをしたり、レコードを聴いたり、本を読んだりする。特筆すべきことはなし。

 トモコが店から帰って来たので、様子を尋ねる。夕方と夜遅くが忙しくて、その間の夕飯時がお客さん皆無のメチャ暇な状態だったそうだ。クリスマスイブだから、みんな食事は豪勢なものを食べにいっていたんだな、と推測。

 それから、ライラ・フランスの CD をかけたら、「これは誰ですか?」と何人ものお客さんに訊かれたそうだ。そういえば、私も以前、ライラ・フランスの CD をかけたら、「これは誰ですか?」とお客さんに訊かれ、「この人はライラ・フランスといって、フレンチポップスの人。昔、ここでもアコースティックライブをやったよーん」といったような内容の事を、丁寧に説明したら、「へええ、この店はいつもソウルばかり流れているかと思ったら、こういった曲も流せるんですね」と、よく出来ました、みたいな顔をされて言われた事があるのを思い出した。ううむ、うちの店って、やはりフランス好きのお客さんが多いのか? それはそれで構わないが、「オパールって音楽がイマイチね」とか言われていたらちょっとショック。かも。

 またしても『まんがサガワさん』を読んでしまう。やはり、凄い。最近、本を読んでここまで動揺したことはない。あの事件の事を、文章で書いたものを読んだことはあったが、ここまで衝撃を受けなかった。「マンガ」というメディアの威力を思い知る。うーん。明日、店に持っていってみんなに見せようと決意する。なんといっても、うちはフランス好きの集まる店だから。

 悪夢の予感とともに眠りに就く。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-26;