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 Diary 2000・12月20日(WED.)

ドリフだョ! 全員集合

 ショウヘイくんに借りた CD 『ドリフだョ! 全員集合』赤盤・青盤を聴く。ドリフの曲はだいたい知っているのだけれど、幼い頃に聴いていたものだから、ちゃんと聴けていなかった。つまり幼い頃は彼等の曲の歌詞とメロディーばかりを聴いていたのだ。もちろん、『ヒゲのテーマ』のあの印象的なベースラインは大好きだったし、それがソウルと呼ばれる類のものである事、志村けんがソウルフリークである事などは、長ずるに及んで知るところとなったが、ちゃんと聴き返す機会がなかった。それがこの度こうやって CD 4 枚分にまとめられたので、是非聴こうと考えていたら、早速ショウヘイくんが購入したので、せがんで貸して貰い、聴くことが出来たという訳だ。

 素晴らしかった。むちゃくちゃかっこいい。ソウルと民謡、音頭、軍歌、などの絶妙なミックス。歌詞もクレージーキャッツに勝る素晴らしさ。思わず涙が出そうになった。多分私のハジレコ(始めて買ったレコード)は、『加藤茶のはじめての僕デス/志村けんの全員集合 東村山音頭』のはずだ。私はドリフの音楽で育ってほんとによかったと思う。

 こんかい聴き返して、色々分かった事がある。例えば、『ドリフのバイのバイのバイ』という曲がある。昔からスキな曲だが、この曲のバックがめっちゃファンク。それどころか志村けんが後ろで「ゲロッパ!」と叫んだり、「ドゥザハッスル!」という合いの手が入ったりしている。昔は分からなかった。それと、東村山音頭一丁目でも志村けんが叫んでいた「ウワーオ!!」というやつ、あれもこの曲に入っているのだが、このファンクチューンでこの叫び声、という事はこれはソウルシャウト。という事は東村山音頭一丁目のあの股間に白鳥の首を付けたスタイルは P ファンクを意識していたのでは‥‥。ドリフターズ恐るべし。

 店ではババさん、ヤマネくんと、今年公開された映画のベスト 10 を決める。去年やって、好評とも不評ともつかなかったので、今年も懲りずにやる事にしたのだ。喋ったのは、好き勝手、ムチャクチャな内容だが、うまくババさんがまとめあげて、来年の 1 月 1 日にこのホームページにアップされる予定。まあ、そういう事です。

 そういえば、どこぞの国に井戸を掘ってあげたいからタオルを買ってくれ、という女性 3 人組がやってきた。ムチャクチャ声がでかい。もちろん断った。あの独善性は度しがたい。まったくやれんよ。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-22;