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 Diary 2000・12月19日(TUE.)

iBook届く

 ZP のシラサワさん来店。もちろん『バトル・ロワイアル』を観た帰りだ。シラサワさんもかなり映画にうるさいので、「感想はいかに?」とドキドキしたが、「凄く面白かった」との事でホッとする。日記であれだけ煽ったものの、実際に観て「なんじゃこれ!」と怒る人が続出するのではないかと、秘かに恐れていたのだ。ちなみに今日ははっさくさんにも薦めてしまった。

 で、シラサワさんに「どこが良かったですか?」と訊けば、「最初から最後まで全部良かった」とのこと。吃驚してしまった。いや、素晴らしいことです。

 シラサワさん曰く「あれはおっさん向けの映画だね」。何故なら、世間的な盛り上がりは、R15 指定がついた過激な映画、というものだが、そういった前情報から予想されるような映画では全くないからだ。アクションシーン、残虐シーン、ともに、今の子供達の感覚からしたら大したものではないし、ストーリーや設定、登場人物の性格描写は杜撰で、スキだらけの映画だからだ。しかし、そこがこの映画の素晴らしい所なのだ。映画とは実はそういうものなのだ、という事が分かるには、高校生では早すぎるし遅すぎるのだ。実際、シラサワさんは多くの高校生に囲まれて観たらしいのだが、高校生達はみな一様に、解せぬ顔・退屈そうな顔をしていたそうだ。

 シラサワさんはほんとはババさんと『バトル・ロワイアル』について喋りに来たのだが、ババさんは来ず、残念そうに帰る。そういえばヤマネくんも、『シックス・デイ』を観て、この映画についてババさんと喋ろうと待っていたのだが、これも残念そうに帰る。

 アキラ 28 来店。自作の猿の置物を持ってくる。なかなかに良い出来で、特に表情が素晴らしい。ベッチの持ってきたパンダと互角の素晴らしさだ。この猿とともに新年を迎えたら、オパールに奉納してくれるそうだ。それでは良い年を。

 ついに iBook が届く。誰でも 5 分でインターネットに繋げられる、という事なので、早速やってみる。繋がらない。認証がとれません、ID とパスワードを確認して下さい、と出る。そんなこと言ったって、現にこうやって今までのマックでは出来ているんだから、間違っている訳ないじゃないか。何度も一からやり直すが、やっぱりダメ。2 時間程やって、投げ出す。あかんやん。もう見るのも嫌になり、そのままにして、寝る。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-21;