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 Diary 2000・8月8日(TUE.)

服の着方

 トモコが突然「あああああああ〜」と叫びながらフロアーから駆け戻ってきて、店の裏に入って服を脱ぎ始めたので、私は吃驚してしまって「どうしたんや!(気でも違ったか?)」と声を掛けたら、シャツを裏表逆に着ていたとのこと。

 そうか、パッと見には分からなかったが、確かに洗濯表示の白い奴が見えている。他人の前に自分を曝す仕事なだけに、つらいところだ。

 そういえばオイシンもその昔、シャツの裾をズボンとパンツの間に入れずに、パンツの中に入れていたものだから、屈むたびにズボンの腰の所からパンツが見えて、みっともなくて困った事があった。

 ヒロキくんが「岐阜ではああいう着方をするんとちゃう」というので、私も文化相対主義の立場に立って岐阜の文化を尊重しようかと思ったが、やはりオパールのお客さんにオイシンのはみ出したパンツを見せ続けるのも心苦しいので、思い切って注意した。するとオイシンは慌てて「早く言って下さいよ!!」と答えたので、ただ単に着方を間違えていただけだと分かった。よかった、カルチャーギャップじゃなくて。

 着方を間違っていたと言えば、メトロのハヤシくんが思い出される。ハヤシくんがオパールでビールを飲んでいる時に、ふと下を見て「あっ、オレ左右違う靴を履いてきてるわ!」と言ったのだ。確かにそっくりの靴なんだけれども、よく見れば微妙に違う。ヒールの高さが違うのだ。「どうりで今日は歩きにくいと思った」とハヤシくん。そりゃそうだろう。

 帰り道で、猫が排便している所を目撃した。少しお尻を上げ気味で尻尾を緊張させていたので、これはやるな、と思い、トモコと二人で息を詰めてみていると、「ブリッ」と大きな音をさせて排便した。尻尾をさかんに振って、力んでいる。排便が終わると、恥ずかしそうにそそくさと走り去っていった。「くさい、ような気がする」とトモコが言うので、私も「そうだね」と答えて、二人で家路を急いだ。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-9;