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 Diary 2000・4月27日(THU.)

100%ノーザンソウル

 天保山のサントリーミュージアムに『エットレ・ソットサス展』を見に行く。ソットサスといえば、あのあまりに 80 年代くさい家具が頭に浮かぶ。私にはどこがいいのかさっぱり分からないし、よってあまり興味もなかったのだが、例によって何も知らない弟子オイシンを一度天保山に連れていこうと考えていたので、その目的を果たす。勿論オイシンはソットサスを知らなかった。

 オイシンを「教育」していて実感するのだが、人は他人にものを「教える」ことによって、また自らも「教えられる」というのは本当のことである。ソットサスにしても、あの 80 年代の「メンフィス」に代表される仕事に対する偏見のみで敬遠していたのが、実際展覧会に足を運んでそれ以前・以後の作品を見、オイシンに説明するために色々考えたりすることによって、認識をいささか改めさせられた。わざわざ足を運んでよかったと思う。海遊館のショップでは、念願の「日本ヤマネ」のぬいぐるみも見られ、満足する。

 大阪に戻り駅前第一ビルの「ほのぼの酒場 湖(レイク)」に行く。普通の大衆酒場で、サラリーマンであふれかえっていた。ここで神戸から戻ってきたトモコと合流。飲み過ぎ、食べ過ぎる。食後にオイシンを「キング・オブ・キングス」に連れていってやろうと思っていたのだが、「湖」に長く居すぎて、閉まってしまう。それで「シャーロック・ホームズ」に行ってコーヒーを飲む。

 京都に帰り、「ウェラーズクラブ」へ。今日はソウルサバイバーズ主催の『100 %ノーザンソウル』である。先月「ウェラーズクラブ」で行った『ノーザンソウルだよ全員集合』が意外に好評だったので、名前も『100 %ノーザンソウル』と変え、定期イベント化したのだ。

 前回にも増して人数が少ない。女の子の数はトモコを入れて二人。全員で 10 人ほどか。それでも前回に勝るとも劣らぬ異様な盛り上がりをみせる。延長 15 分に加えてアンコールが 2 回。クラタニくんは持ちネタがなくなって、同じ曲を使い廻す羽目に。それでもそんな事にはお構いなく、みんな狂ったように踊りまくる。私は最近なんとなくダンスの練習をさぼっていたので、身体が動かなくて難渋した。5 月 12 日の「ソウルサバイバーズ」@コラージュまでには鍛え直さなくてはなるまい。身体の節々は痛むが気分は爽快だ。足をひきずるようにして家路につく。

小川顕太郎 Original:2000-Apr-29;