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モンド惑星目次

12月27日
「円盤つれづれ日記」

12月22日
「続・欲望という名の電話」

11月24日
「モンド惑星」

Mondo Planet

モンド惑星・流出版 1999・11月24日〜

Mondo Planet12月27日(MON.)に流出

円 盤 つ れ づ れ 日 記

 最初に言っておきますが、私は頭でっかちのミステリーマニアでもカルト教信者でもありませんし、異星人の存在を信じているわけでも信じていないわけでもありません。しかし私が中学 2 年生のときに UFO を目撃したということは完全なる事実なのであります。クラスで海にキャンプに行ったときのことです。まずそれは担任の先生が発見した、そしてそれを 20 人以上のクラスメイトが同時に目撃したというところにかなりの現実味があるじゃございませんか。まあこんな話を幾度となく人に聞かせてきたのですが。こんなに現実味溢れる話にも関わらず信用しない人がけっこういるんですねえ。ちなみに私は本物の心霊写真や目前での超能力も見たことがあるんです、ほんとのほんと。こんなことも話せば話す程信じてもらえなくなるんです。私はねえ普段は適度に嘘をつきますが、ほら吹きではないですよ。いいですか皆さん、私は信じてると言ってるんじゃありません、「見た」と言ってるんです。そもそも何かが間違ってる、「UFO 信じる?」、「信じない」、じゃなくて、「UFO 見たことある?」、「見たことない」、で正解です。この「UFO」の部分を「幽霊」、「ツチノコ」でも◯、ただし「ハルマゲドン」のような予知、予言にあたるものは×。それでですね皆さん、例えばですよ、あなたが最も信頼出来る友人や恩師がいるとします。この人が言いました、「信じていたわけではないんだがこの目で UFO を見てしまったんだ」、と。あなたならどうします? 「他のことなら信用するがそれだけはちょっと…」、というのはとてもバランスの悪い事じゃありませんか。ただし「金貸してくれ、ぜったい返す」。これは断わってヨシ。とまあ私がここまで言っても信じてくれない人が多いことはしかたありません。「おいコラ! オレが何を言っても信じようとしないオマエだよオマエ!」、あなたのような方がちゃんと出世して世の中を支えて行くんだろうなあと私は思います。

(未発表:ザブリスキー・ポイント 16 号 1999. 3 :ロマンザ/松山禎弘

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Mondo Planet12月22日(WED.)に流出

続 ・ 欲 望 と い う 名 の 電 話

「他のお客様の迷惑になりますので携帯電話の使用はおやめ下さい」…。バス等に乗っているとこんな車内放送を耳にするが、これを聞く度にいつも疑問に思うことがある。『迷惑』っていったい何故なんだろう、たとえば、おばさんの二人組や学生の団体のおしゃべりの方がもっともっとうるさいだろうし、控えめに小さな声で話している携帯電話ならばぜんぜん迷惑と思わない。ならば、「携帯電話は小さな声でお話し下さい」、これで良いのではないか。…さて話変わって今年正月、私が故郷である函館に帰省した時の事。公共の乗り物の中吊りポスターがやたらしつこく目に入る。「携帯電話の電波はペースメーカに悪影響を及ぼしますのでスイッチを切って下さい」…、こんな内容だったと思う。つまりこうだ、心臓を患った人が体内に入れているペースメーカーの機能を携帯電話が狂わす可能性があるから車内はおろか人ごみでも使ってくれるなという事だ。非常に解り易い納得のいくポスターだ。正月だからってめったに帰省しない私がたまたま帰った理由も、年末に父親が心臓で倒れてペースメーカーを入れる手術をしたからである。そんなんだからそのポスターを見た時はゾッとした。では何故北海道でそんな明解な警告を発しているのに、関西その他の地域でそれが無いのか? 1 、2 年まえに北大の教授が携帯電話の電磁波が人体自体に悪影響があるという発表をアメリカとの貿易摩擦に水を差す等の理由で政府がうやむやにしているというような報道があったが、あの解りにくい車内放送もそのへんがネックなんだろうと思う。日本経済のなかで急成長を遂げている業界、そこへ割入る外国企業、今それらの足をひっぱる事はタブーとなっているに違いない。「携帯電話の影響による心不全で死亡」、そんな事故の報道も実はもみ消されているのではないだろうか、そんな疑問を持つことも決して大袈裟ではない。もちろんこのような問題は携帯電話以外にも数多く存在しているだろう。ああ、もう私の机の灰皿もいっぱいになってきた、このへんでペンを置こう、さよなら人類。

(初出:ザブリスキー・ポイント 12 号 1998. 3 :ロマンザ/松山禎弘

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Mondo Planet11月24日(WED.)に流出

モ ン ド 惑 星

 去年に引き続き今年も休暇をとってフランスに行って来ました。2 度目なので少しリラックスして歩けたせいか 5 回も犬のクソを踏んでしまいました。行った人ならわかると思うが、もう街中犬のクソがごろごろと、もうグアムのナマコのように…えっグアムに行ったことがないって。そ、そうですよねぇ、フランスに行くような人はグアムになんて、ねえ、ハッハッ。私が行きました。まあまあそれで向うの地面という地面にはそのクソのエキスがしみ込んでるようなもので、そんな街でさえ「地べたリアン」がおるんですわ。またそんなところを歩きまわった靴で部屋に入るっていうのも超〜抵抗感じるしい。ってどうでもいいことが気になる損な性格な私ではありますが…。やっぱりあれなんですかねえ、日本人って世界中で、いや地球上で一番知的生物なんでしょうかねえ、いろんな意味で、いやいやこんなこと言ったらぜったいどこかからバッシングが…。でも靴のウラにクソ付けてカフェ気取ってるちゅうのもマヌケに見えてしかたないんだけど、慣れですよねえ、慣れ。まあ夜になればいっせいにどっかの職員が路面を洗ってるようだし、一応クソが「汚い」という認識もあるみたいだし、犬のクソの話でコラム一つ書くなんてのもあまりにもコント 55 号ですしこれも文化かなと納得せざるを得ませんな。クソ文化といえば我が国でもミニスカートに花魁みたいな靴はいて、テンガロンハット、極め付けは南極探検隊みたいなメイクに涙ポロリ、それだけならまだ良しとしましょう、一番理解に苦しむのがこんな格好に何故かヴィトンのバッグさげてるヤツが多いんですわ。ほんとにこれだけは、なんとしても、なにがなんでも、是が非でもフランス人の目に触れさせてはいかん、そんなけったいなふん(糞)装じゃありませんか?

(ロマンザ〈5 周年〉/松山禎弘

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